愛犬雑誌を見ていたある日 そこに載っていたブルーマールに目が留まりました。
スティビーと言う名のとてもキレイなブルーマールです。
「なんてキレイなブルーマールなんだろう。こんなシェルティが欲しい!」そう決心したけれど
犬を飼ったことがない我が家では まず両親を説得しなければなりません。
約3ヶ月かけて説得しやっと許しを得て コリー、シェルティを扱っていた学校の先輩に
問い合わせましたが産まれていませんでした。予約を入れて待つこと半年「産まれたよ」との
連絡が入り心踊りました。そうして待ちに待ったブルーマールはまるで白熊の赤ちゃんのように
フワフワしていて キレイなブルーアイの子犬、それがアーサーです。
血統書が届いて驚いたのは 偶然にもアーサーは私がブルーマールを飼うきっかけとなった
スティビーの息子でした。

 初めてのショウドッグで右も左も分からないまま アーサーと一緒に歩み そしてアーサーは
展覧会の厳しさ、楽しさを教えてくれました。今まで続けてこれたのもアーサーのお陰です。

 毎年の健康診断で健康優良児の太鼓判を押してもらっていたアーサーが13歳を前にして
癌の為闘病むなしく クリスマス・イブの夜天国へ行ってしまいました。あの時ああしていれば
助かったのでは?こうしていれば。。。と思うと未だに後悔する毎日です。

 実はアーサーは亡くなってからも部屋に居ました。私はいわゆる「見える体質」ではありません。
でもベッドに乗って来る気配、部屋の中から私を呼ぶ声、ドアをカリカリする音、、、
きっとアーサーを亡くしてから一人になった部屋で 寂しさのあまり毎日泣き明かしていた私を
心配して部屋に居続けてくれたのではないかと思います。初めはアーサーが居る!と喜んで
いましたが暫くしてこのままそばにいて欲しい気持ちと天国へ行かせてあげないと思う気持ちで
葛藤になりました。 悲しくて寂しくてつらい毎日でも 私を頼っている他の子達の為ににも 
しっかりしなければと思うようになると アーサーは部屋から居なくなりました。
今度は虹の橋から見守ってくれていると思っています。。

 出来ることなら 生まれ変わって私の元に帰ってきて欲しいと祈っています。。
もう一度、もう一度 アーサーになって。。。
 アーサーを譲ってくれたブリーダーさんには心から感謝しています。
そして 何よりも13年近く私と一緒に居てくれたアーサーにありがとうの気持ちでいっぱいです
1987.1.29〜1999.12.24   C.N. ARTHUR
       AKC-CH.BANCHORY STRIKE ME SILVER
sire  AKC&CKC-CH.ALFENLOCH RIO LANE GLACIER
       ALFENLOCH CANDICE BERGEN

       JCC-G-CH.BANCHORY THE CALEDONIAN
dam   JCC-G-CH.BARKLEY'S SS CULTURE CLUB,C.D.
       BARKLEY'S SS INDIAN SILK